有酸素運動と無酸素運動について

健康維持および身体能力やプロポーションの向上には、日々の運動が欠かせません。運動で身体を鍛える方法としては、有酸素運動と無酸素運動の2種類に大別されます。

両者にはどのような違いがあり、それぞれどのような特徴や効果を持ち合わせているのでしょう?そして両者の相互関係とは?そのようなところを調べていきたいと思います。

運動とエネルギー

健康の増進や身体機能の向上には、日常生活に運動を取り入れ、身体を動かす機会を習慣付けることが有効です。その運動にはなくてはならないもの。それがエネルギーです。エネルギーを消費することで始めて運動が可能となると言ってもよいでしょう。

では、人間が運動する場合、それに使われるエネルギーはどうやって得られるのでしょうか? 答えとしては、食事によって体内に取り込まれる脂肪や糖を利用してエネルギーが作り出されるということになります。いわば、脂肪や糖が燃料として使われ、熱や力の基となっているわけです。

その脂肪や糖は、エネルギー源であると同時に、体内に過剰に蓄積されると健康に弊害をもたらすものともなります。体内の糖分、とくに血液中の糖分が多くなると、それが身体中の各器官を傷つけてしまう危険性が生じます。

また、体内の余分な脂肪は、血液の流れを滞らせてしまうのを始め、体内器官の機能を低下させてしまうリスクを持つものでもあります。

これら脂肪と糖のバランスを適切に保ち健康を維持するためにも、運動の習慣はあらゆる人に必要なものと言えるでしょう。

有酸素運動と無酸素運動の違い

運動には、有酸素運動と無酸素運動の2種類があります。それらの違いは、読んで字のごとく、運動に関して酸素を利用しているか否かという点です。

酸素使用の有無によって、どのような違いが出てくるのでしょうか?
その答えとしては、運動で消費される主なエネルギー源が異なるということが言えます。有酸素運動ではメインのエネルギー源として脂肪が消費され、無酸素運動では糖が用いられます。

有酸素運動と無酸素運動それぞれの特徴について見ていきたいと思います。

有酸素運動

脂肪からエネルギーを得るには、まず脂肪を燃焼させなければなりません。その際に必要となるのが酸素です。有酸素運動は、エネルギー変換に酸素を取り入れることで脂肪を燃焼させる運動を意味します。

ある程度の時間を掛けて、身体に少~中程度の負荷を加える運動に該当します。具体的なものとしては、ジョギング、水泳、エアロビクス、サイクリング、ウォーキングなどが挙げられます。

脂肪をエネルギー源として消費するため、肥満解消に有効な運動と言えるでしょう。また、心肺機能や基礎代謝の向上、血圧の安定化についても効果が期待できます。

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無酸素運動

エネルギー発生に酸素を必要とせず、主に糖質をエネルギー源とする運動が無酸素運動です。短時間で大きな負荷を身体に掛けることでなされます。筋トレやダッシュなど、短い時間で大きなパフォーマンスを発揮する運動がこれに該当します。

無酸素運動の最大のメリットは、筋肉の増強と言えるでしょう。大きな負荷を掛けることにより、筋肉は傷つき、タンパク質補給と休養を得て回復します。こうして回復した筋肉は、負荷を掛ける前より増大します。このような性質を利用して、筋肉の肥大化を図るエクササイズが筋トレです。

筋肉が増強されると、基礎代謝が向上します。つまり普段の生活におけるエネルギーの消費量が高くなり、余分な脂肪や糖が蓄積されにくくなるわけです。健康面や体型維持に有効と言えるでしょう。

その他にも、身体機能が向上することでケガ発生のリスクを低減させたり、身体の支えをサポートし凝りや腰痛を抑えたりする効果も期待できます。

筋トレなどの無酸素運動では、正しいやり方に則って行うことが重要です。見様見真似の自己流では逆効果となり、ともすれば健康を損ないかねません。適切な栄養補給や休養を取ることなく長時間過剰なトレーニングを行うばかりでは、筋肉を傷つけるばかりとなってしまうでしょう。

また、自分にとって負荷が高すぎるトレーニングでは、急激な血圧上昇を引き起こし、健康に危害がおよぶ恐れがあります。正式な方法をしっかり確認した上で、自分の力量に適した筋トレメニューに取り組むべきと言えます。

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効果と最大化する方法

有酸素運動と無酸素運動は、いずれも健康や身体能力向上において多くの利点が認められます。また、両者を効率良く取り入れることで、より一層の効果も期待できると言えるでしょう。

肥満改善を考えた場合では、筋トレなどの無酸素運動で筋肉を付けて有酸素運動に取り組むなどは有効な方法と思われます。筋肉の増強がなされていれば、その分基礎代謝も高まり、有酸素運動の脂肪燃焼効果がより発揮されるわけです。

しかしその場合、注意しなければならない点があります。それは、有酸素運動によって筋肉量が減少してしまうケースがあるということです。エネルギーが枯渇した状態で有酸素運動を行った場合、筋肉もエネルギー消費に使われてしまうことがその原因と考えられています。

せっかくのエクササイズ効果を無駄にしてしまわないためにも、適切に栄養を補給しながら 有酸素運動に臨むべきと言えるでしょう。

まとめ

以上のように、エネルギー発生に酸素を使用しながら脂肪を燃焼させる有酸素運動と、酸素を要さず糖をエネルギー源とする運動で筋肉の増強に効果がある無酸素運動について見てまいりました。

方法や効果については異なるものの、双方とも身体にとってメリットのあるものです。互いの効果を損なうことなく、それぞれの特徴や注意点を踏まえながら取り組むべきと言えます。

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